Keep drawing my dream.

夢を描き続けたい。

– 上月さつき

COMITIA91について

2月14日に開催されるコミティア91ですが、多忙のためオフセット新刊なしでの参加となりそうです…大変申し訳ございません。ペーパー or コピー本を発行すると致しましても、既刊の頒布がメインとなってしまいそうです。本当にごめんなさい。

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このPOPが目印!

《参加情報》

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COMITIA91 2月14日(日)11:00-15:30-東京ビッグサイト

スペース:え-17b
サークル名:せるりあん☆ぶるー (インターホンさんと合体です)

《頒布内容》

 ■新刊

 未定
 新刊ありません

 ■既刊

 『制服嗜好 vol.03』 オフセット/24P/500円 (店頭委託予定あり)
 『制服嗜好 vol.02』 オフセット/26P/500円 (店頭委託予定なし)
 『制服嗜好 vol.01』 コピー/14P/100円  (店頭委託予定なし)
 『夏夢(NATSU-YUME)』 オフセット/24P/200円

 +ひょっとしたら漫画の本も少しだけ持っていくかもしれません。

以上となります。制服サークルの名に相応しい、オール制服同人誌でイベントに臨みます…!
当日はスペースで暇してますので、気軽にお声かけてもらえるとうれしいですー!

見本帳制作実記

見本帳の方はおかげ様で各方面から反応を頂いておりまして大変うれしい限りです。以前も書いたのですが、基本的に見本帳は家でしこしこ作ってます。最初は作ってくれる印刷所さんとか、カットしてくれる業者さんを探しに探したんですが、なかなか要求を満たしてくれるところがなかったので結局ハンドメイドせざるをえないという…。

ただ作るだけというのも非常にもったいないので、今後や他の皆さんのために、制作行程をここに記録します。

①印刷所に印刷を頼む

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ver.01の原稿はこんな感じ
(再販ごとにマイナーチェンジしてます)

ハンドメイドする上で、印刷所の方には

 ・表紙のみの印刷と納品
 ・トンボを残す

の2点をお願いしています。前者は、印刷できればなんでも良かったのですが一番慣れていた無難な方法にしました。紙は一般的なアートポスト180kgに、マットPP加工を施した印刷にしています。トンボは左右上下の4箇所に加え、細かく裁断する部分に自分で予め描き込んでおいたものを印刷しています。

②裁断する

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作るうえで一番のキモになるのがこの作業です。カードそれぞれには塗り足しが皆無で、境目に合わせてバシッっと切らないと片側の柄が残ってしまうという不良品を出してしまいます(写真)。塗り足しの重要性を身に染みて感じる瞬間です…。ただやはり誤差ゼロは非常に困難で、どうしても0.1mm~0.2mm程度のズレが出てしまうのは、手作業という性質上、泣く泣く妥協せざるを得ませんでした。

裁断するに当たっては、当初はココにあるようなアーム型の刃物?をもった裁断機を使用してカットしていたのですが、1度に切ることができる枚数は2枚程度が限界で、それで数百枚(=原版換算)をカットするのは困難を極めました。実際、前回のコミティア・一次店頭委託分はそれで作りましたが、とてもこれからの再販に耐えられるような作業ではありませんでした…。(100部用意するだけで延べ3600枚のカードをカットしなければなりません)

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そこで導入したのがこの自動断裁機。中古で8万円くらいしましたが、腰の痛い作業を延々続けるのに比べればなんとか回収可能な出費です。機種はHorizonのPC-P40。メーカーのHPに似た機種があります。性能は最大裁断厚み23mmというので、それはもう自動で一気にザックリと。あと中古で買ったので刃を交換するか研いでもらうのが良いのですが、なんと1枚新品の刃が付いてきてビックリ!地味に2枚セット3万円くらいするんですよ…。


裁断デモ!バリバリバリ!

そしてこの自動断裁機を持ってすれば一気に!と言いたいんですが、現実はそう簡単にいかなくて…。枚数を多くしてしまうとどうしてもオーバーカットやアンダーカットの原因となってしまいますので、一度に切れるのは15枚程度(厚みにして6-7mmくらい)が限界です。…でも手動に比べると格段に効率は上がりました。先日とらのあなの納品に必要だった数は、枚数にして延べ7600枚でしたが、実働時間2日程度で裁断自体は完了です。

③穴あけ

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穴あけも非常に困難を極めた作業です(大げさ)。写真にあるような事務用のパンチを使うのですが、1度に開けれる枚数は今回の紙だと3枚が限界で、7600枚の紙を3枚づつ取ってはパンチ、取ってはパンチという作業を延々繰り返します…(単純計算で2500回くらい?)。36枚で1つの製品になりますので、穴を開ける位置はパンチ自体に取り付けた冶具で確保しています。型紙の奥に入れてやれば、半自動的に穴の位置が決まる、という単純なものですがこれがあるのとないのとでは大違いです…。

④留め具で留めて完成

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最小ロットは1000個でした。

留め具は株式会社ネジマツさんから購入させて頂いた「スナップロック」という商品を使っています。切ったカードをコピー本を作る要領で重ね、その上からスナップロックで留めれば見本帳の完成です!ヒーハー!

こんな感じで1枚1枚せこせこ作っております!是非お役立て下さい!

Eu
2010.2. 9 1:49

>たれ味
作ったよ!最高!ヒーハー!

冶具は偉大です…杉森先生…

たれ味さん
2010.2. 5 18:40

え・・・ガチで手作業で何百セット作ったんすか!?
それは頭が下がります
うわーすげーほすぃー

ところで「冶具」に噴いたw
こんなところにも生かされているのですね!w